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小鳥のお母さんは、ひばり。お父さんはオオルリ。森の動物たちは、その小鳥を「ひばるり」と呼んでいました。
ひばるりは、お母さんからは、雲に触れることさえできる、強い翼を、お父さんからは誰もが見とれるような、鮮やかな羽根を、そして、両親から、青空のように高く澄んだ美しい歌声を受け継ぎました。
森の動物たちは、みんなひばるりの歌声を近くで聴きたいと思っていましたが、ひばるりが、エルムの木のてっぺんから降りてくることはほとんどありません。エルムの木のおじいさんは、あまりに年を取ったので、もう話をすることはできなくなりましたが、ひばるりは、ずっと一緒に寄り添っていたかったのです。
どうやら今日も、ひばるりは、エルムの木のおじいさんに、お話を始めたようです。

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